【時間は存在しない】の解説をします 【時間は存在しない#1】
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- Опубликовано: 31 дек 2024
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#カルロ・ロヴェッリ
#時間は存在しない
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動画の書き起こし版
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【時間は存在しない】の著者はイタリアの理論物理学者であるカルロ・ロヴェッリです。
彼の研究テーマは量子重力理論と呼ばれるものです。
量子重力理論では、アインシュタインが提唱した重力理論と
ミクロな世界を記述する量子論の統合を目指します。
物理学最大の課題とされる両理論の統合には
さまざまな物理学者が日夜情熱を傾けていますが
その中でも、かの有名な【超弦理論】と
ロヴェッリの提唱する【ループ量子重力理論】が
最有力候補なのではないか?と考えられています。
また、作家としてもとても人気で、2014年にイタリアで出版された
「世の中ががらりと変わって見える物理の本」は
41の言語に翻訳され、100万部以上の売上げを達成しました。
物理学分野の書籍としてはホーキング以来の偉業だとされています。
さて、彼の提唱するループ量子重力理論。
この理論においては『時間』と『空間』が必要とされません。
例えば何かしらの物体の運動を計算する際に、
通常の物理方程式であれば式の中に空間や時間の変数を必要としますが
ループ量子重力理論においてはそれらが一切必要ないのです。
ニュートンは自身の物理理論を構築するために
世の中には絶対的な時間があると主張しました。
我々とは関係なく流れる時間(と空間)があり
その中で私たちは生きているのだと。
そして、そのような絶対的な時間を想定して作られた
ニュートン力学はあらゆる方面で正常に利用できました。
しかし、ニュートン力学では説明不可能な現象がいくつか発見されます。
それは地球よりも大きなスケールでの問題。
つまり宇宙の問題についてでした。
極度に早い物、極度に重い物、極度に大きな物に対して
古典物理学では説明できないことがあったのです。
これを解決したのがアインシュタインです。
彼は光速度は不変であるという前提の元
一般相対性理論という体系を作り上げました。
彼の理論は重力を扱うことから【重力理論】と表現されたりします。
これによって、宇宙スケールの物理現象に関しても
非常に精密な計算ができるようになったのです。
ニュートンが主張した絶対的な時間感から
アインシュタインの相対的な時間感へのパラダイムシフトが起こったのですね。
しかし、更に時が進むと今度はニュートンの理論も、
アインシュタインの理論も通用しない世界が表れます。
それがミクロの世界です。
素粒子レベルの世界においてはそれまでの物理学の常識が通用しません。
ミクロの世界では、素粒子が『不連続』な性質を持ちますし
素粒子の現在位置は観測するまで確定していません。
そこにあるのは絶対的な位置や運動ではなく
それを表現する確率だけなのです。
物理学者のシュレディンガーはこの『確率の波』を記述する方程式を作りました。
このように、ある物理量が任意の値を取ることができず
特定の離散的(不連続)な値しか取ることができない(量子化)
現象を扱う学問を量子論と言います。
重力理論では量子の振る舞いをうまく扱えません。
同様に、量子論では(現状)重力を扱えないのです。
こうして、ミクロの世界に対応する量子論。
マクロの世界を記述する一般相対性理論(重力理論)
物理学において、この二つの理論を統合することが
最大の課題の一つとなったのです。
【ループ量子重力理論】はこれらの課題を解決するかもしれないと言われています。
この理論においては、
時間も空間も(我々が定義するような形では)存在しないとされます。
この世界は有限の素粒子で満たされており、
それらの素粒子は相互作用することである「パターン」を作り出す。
その作用は離散的で不連続な性質を持っています。
つまり確率の集合だとも言えるわけですね。
これはライプニッツのモナド論と非常に近い考え方だと言えるでしょう。
不連続性の主張と考えるとヒュームの思想も近いかもしれません。
そして、人間はそのパターンを人間の仕方で認識します。
カントが物自体を認識することはできないと言ったように
量子が織りなすパターンを時間や空間として人間が構築しているのです。
だから、我々が感じている空間や時間は
あくまでも我々だからこそ感じている認識であって
実際の世界はまったくそのような構造になっていない。
カルロ・ロヴェッリはそう主張するのです。
今後のシリーズでは
(我々が定義するような)時間は存在しない。
ということに関して詳しく触れていこうと思います。
哲学を扱うチャンネルですから
できるだけ過去の哲学者たちの思想とも絡めて
解説ができたら良いなと考えています。
もちろん【時間は存在しない】で主張される理論が
正しいかどうかは誰にも分かりません。
しかし、改めて時間や空間について考えてみるのは
あながち無駄なことではないと感じます。
一連の動画を楽しんでいただけると幸いです。
早朝の物理学は空っぽの頭には刺激的です。これからもよろしくお願いいたします。
だいぶ以前より、「時間とは何か?」と言う問いと、「人間の意識とは何か?」と言う問いは、その大部分が同じなのではないかと思うようになっています。「心理学的な時間の矢」と「熱力学的な時間の矢」が同じなのは偶然では無く、私たちの「意識」が、熱力学的な原理により生み出されているが故に、一致するのは当然と言うのが私の直感です。その前提に立てば、私たち人間にとっては『時間』は存在します。私たちは、時間を用いなければ世界を認識できないのです。しかしながら、高度な数理学的アプローチは、その限界を越えることが出来ます。「時間が存在しない」と言う主張は、時間を元にした世界はあくまで、私たち人間が認識できる、ある種の特殊解であって、真の世界を記述する上において、時間は特別な意味を持たないと言う意味だと・・・私は理解しています。
ちょうどさっき、時間は無限に存在していて、人間が勝手に節目とかを作ってるだけだなって感じたところなので、個人的にタイムリーそうな動画で嬉しい
ちょうどさっき、そう感じた時間に時を戻して考え直してみようか
今年感銘を受けた一冊です。哲学chさんの視点での解説を楽しみにしています。
There is not Time in the Universe. 「時はない」つまり「きのうがあしたがない」「いまもない」There is no Space in the Universe. 「あいだはない」つまり「距離」はない「へだたりがない!」即ち「なにもない」人間の智慧の無限大さに賛美を!(91歳ポンコツ爺)どう考えても人間だけがそう思う
「時間は(人間の頭の中にしか)存在しない」というのが私の現時点での見解です。
昔から自分なりに考え、またこのチャンネルの「ヒューム」などにも触発されつつ。
因果律について「それはあなたが脳内でそう思ってるだけですよね」といったのがヒューム。
「因果律」がそうなら「時間」も同様でしょう。点も直線も人間の頭の中にしかない。
今では時間を数直線に対応させるのがむしろ不自然に感じられるようになっています。
量子論の解釈で哲学の文脈を説明してもらえると、現代を視点として哲学の文脈、体系を理解しやすくなるので大変助かります。
めちゃくちゃ興味のある内容が出てきて嬉しい!
興味深いです✨
楽しみにしてました!
いつも意義ある動画をありがとうございます🙇♂️
すごい構築主義的!
量子論や量子力学を勉強していたところです。ありがとうございます。
物凄く楽しみで!続きが気になって仕方ないです
😀超弦理論では、時間軸を入れています。次元が異なるので、時間軸は存在するのですが、👈
の方向しかなく、向こう側は反対向きになるので、動いていても進んでいないと思われます。
なるほど。
「時間は、存在する」と言ったのが人間なら、「時間は、存在しない」と言ったのも人間です。
そう考えると、「時間」もまた、人間の創造物なのかも知れませんね。
未来で待ってる
なんとなく理解出来そうです。
哲学と絡めるのが斬新ではないでしょうか?
確かに時計の無い生活でも良い。空間認識上何の意味も持たない。何処か前を向く前進意識こそがあるが🙄
1日の違う惑星に行った場合その惑星の数時間が地球の数年分だったりするのは時間が関係しているんじゃないのかな?
全くよくからなかったけど、時間に関しては、意識しなければ扱えない感じがする。意識しなければ人も存在しない。思いやりや、気配りが大切なのかな。何を意識していくか、感じたい存在だけを意識できたらいいな。魔法使いみたいだな。
面白い
大変参考になりました、ありがとうございます、また来ます(^^♪
過去を思うと記憶、未来を思うと予想や予想。本質的に同じもので、この脳の機能によって生命を存続・維持させようとする「働き」なのではなかろうか。
量子重力理論ってブロック宇宙論あたりに似た感じになるのかな?
過去と未来が座標上の方向を持たずにある概念の中で同時に存在している。と言う意味では非常に近い理論かと思います!
生命とは、循環。
そのエンタルピーのバリア性。
SDGs地球温暖化防止2030。
小さな命を、大切に。
物理学を哲学として再構築する必要はない 語り得ないものを語るべきではない
カントの言う時間と空間はアプリオリが崩されそうだな。